共存社会社会情勢

金魚と航空物流で深みに嵌りました

魚関係と航空物流は意外と密接な関係にあるらしいです。

航空物流量が減ると、
・熱帯魚類は産地から運ばれてくる量が減って値段が高騰
・海外製の試薬とか水質調整薬も運ばれてこないためにあちこちで欠品
・推測ですが昨今魚病薬類が入手困難なのも航空物流現象の影響ではないかと。

ということで航空物流のデータ分析をしたかったのですが
直近に関してはフリーで入手可能なデータがありませんでした。そこで、すこし古いのですが2010年~2017年の日本国内の空港発着航空物流量データが国土交通省にあったのでこちらをVisual化してみました。

JapanAirCargoReport

細かく見ていくと意外と面白くて。国際化に伴い、旅客数数では羽田(HND)が成田(NRT)の1/2にまで迫ってきているとはいえ、貨物数では圧倒的な王者としての存在感。ほかの空港と比べても飛びぬけています。

参考
2018年国際線旅客数
 成田:33,933,176
 東京:18,164,341

全体としては目立たない中部国際空港(NGO)ですが、数量当たりの重量に着目すると北米路線の輸出が高重量(4~6t)ばかりのようで際立っています。
単純に考えるとトヨタの車?
重量から推測すると乗用車ではなく大型車?
残念ながら2015年以降はトータル重量は右肩下がり。取り扱いが減ってるのでしょうか。
日本の自動車産業はどうなるのかいろいろと哀しくなります。

逆方向の北米→日本でも中部国際空港は数量当たりの重量が大きいですね、こちらに関してはトータルはほぼ横ばい。。。何でしょうか?

横道にそれますが、各空港の貨物取り扱いキャパシティに関しても気になりした。公式HPを見ればデータがありそうですから将来的に比較ダッシュボード作ってみようかと思います。貨物に関して扱える扱えないという制約はありそうですがますが、貨物が偏在しているのなら迂回させることでメリットがあるという解析もできるかもしれません。

今回のデータは色々と切り口があったので何に着眼するかを迷ったのですが、別途異なる切り口からのアナライズを試そうかと考えています。

最後に面白いと思ったのが、日本起点の航空物流の半分近くがTransfer(継越貨物)ということ。~第三国に運ぶ経由地として日本に来ているもの~

地理的に極東の端にあって世界中からモノを行き来させる経由地になりうるという特性でしょうか。20年ぐらい前は飛行機の航続距離が今ほどではなかったからアジアから北米に向かうときの経由地として成田が使われていましたが、旅客フライトは減っているような気がします。貨物便の場合は経由して時間がかかってもいいから運びたい。という考えがあると聞くので継越地としてのメリットはまだまだ生かせるのかもしれません。
先ほどと同じように、キャパシティーに対しての現状が多いのか少ないのか(まだ伸びしろがあるのか、もう一杯なのか)という問題がありますので公表されているデータがあれば調べてみたいですね。

調べていくと交通オタク方向に興味がわいてしまい、当初の目的とは全く違う方向になってしまいました。データで世の中を見るというテーマに関しては新しいネタになりそうなものも見つけられたのでまた何か作ってみようかと。

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