あっという間に2月も後半。あと12日経つと3月になってしまいます。「一月往ぬる二月逃げる三月去る」とはまさにその通りかと。
先週、金魚の仕入れに行っていたのですが、店主が「今年の2月の暖かさは異常だよ~」と言われていたので、確かに暖かいので異常気象かと気にはなっていたので、調べてみました。
調査対象:2015年~2021年で2月1日~2月14日の期間の日別平均気温、最高気温、最低気温の平均。
年月 | 平均気温(℃) | 最高気温(℃) | 最低気温(℃) |
---|---|---|---|
2015年2月 | 4.54 | 9.39 | 0.38 |
2016年2月 | 7.34 | 12.26 | 3.17 |
2017年2月 | 5.86 | 10.97 | 1.64 |
2018年2月 | 4.53 | 9.21 | 0.14 |
2019年2月 | 5.94 | 10.11 | 2.23 |
2020年2月 | 7.15 | 12.56 | 2.79 |
2021年2月 | 7.99 | 13.61 | 2.99 |
平均気温を基準に比べてみると、確かに2021年は2018年と比べると3.5℃も高くなっています。ただし2020年との比較は0.8℃なのであまり大きな差とも言いにくい。2016年も2021年と同レベルと考えると2020年、2021年が特異的に異常とも言いにくい。全て気候変動のサイクルの範囲内とも見えてきます。
1年前が暖かかったのか、寒かったのかというのは意外とあいまいな記憶。
「5年前と同レベルです!」と即答できる記憶は持ち合わせていないですし。
暑さ寒さは生活に密接でありながら、非常に主観的な記憶ですし、現在非常事態宣言中ということもありただでさえセンシティブな心理状態ですから「今年はおかしい」と思いがちです。マスコミもそういう心理を突いて扇動する報道がされがちですし。
ちょこっと調べたら比較できることをちょこっと調べてみると真実が見える。
統計情報に興味を持つと、新しい角度から世界を見ることができます。