後半のLED作品群は個々の作品は他の展覧会などで見たことのある作品も多数あったが一堂に会するとやはり圧巻である。広い展示室内でデジタルカウンターがそれぞれのライフタイムで数字を刻み消滅し、再び復活する。
作品鑑賞と併せて解説を読むと、人工生命の研究から生まれた作品(Lifeシリーズ)、過去の陰惨なホロコーストの歴史から生み出された(Time Train)、複雑に絡まりあい脆さを持った現代社会を象徴する「C.F.シリーズ)など各作品の着想の源泉を知り、再度作品を見ると、初見とは異なる視点を持つことができる。